私たちの教室では2年生あたりからソプラノリコーダーを吹きはじめます。
かまえ方や指のおさえ方を教えて、さっそく吹いてみますが、最初のうちは音を出すのが精一杯で、なかなか曲までいきません。それでも「ソー」ばかり吹いているのもつまらない!
ということで、先日ふと閃いてやってみたのが「救急車」の真似です。
ピーポー音を「シーソー」で表現します。ソの指に素早く移るのは初心者にとっては難しく、良い練習になります。その後に「なべなべ(ソラシ)」の前半だけ吹けるようになると、「メリーさんの羊(ソラシレ)」にも楽に進んでいけます。
初期のレッスンで気をつけているのは息の入れ具合です。
これはひとりひとり違うので、歌の時と同様に、良い音が出た時にはひたすら「あっ、今のいい音だね!」と声をかけます。リコーダーにとって良い音とはどんな音なのか、一緒に感じます。
重心の置き方というか、立ち方みたいなものも大事です。
先日はかなり力が入っている子がいて、それを解くのに寝っ転がって吹いてみたら、肩と肘の力がうまく抜けました!残念ながら今の子どもたちは、昔より体の使い方は下手かもしれません。どうやってほぐしていくか、工夫のしがいがあります。